活動・お知らせ
ストアの商品を ”動物のこけし” に特化します
これもこけしなの?
たびたびこう言われました。特に猫のこけしを見せた時に言われます。ある日、京都から来ていた女性から『こけしって海外の観光客が買っていくおかっぱ頭の木製人形だと思っていた』と言われたときは驚くというよりも、そうなんだよなぁと変に合点してしまいました。確かに九州や四国を旅行した時に見つけたお土産屋さんに置いてあるこけしがそうでした。全日本こけしコンクールは新型こけしの振興と普及が目的で始まったと主催者の白石市では広報しています。すでに66回を数えるまでになり多種多様の新型こけしが生まれてきました。しかしながら充分には知られていないことを改めて認識させられた瞬間でした。新型こけしを広く知ってもらいたいと願いこのホームページを立ち上げて、はや4年近くが経ちます。さらにオンラインストアで愛猫と愛犬の似顔絵こけしの注文を西日本からも受け付けることがあり、少しずつではありますが成果を感じることもありました。でももっともっと広く知ってもらいたいのです。
これもこけしです
自由な発想で作れる新型こけしの認知度拡大を目指し「ゆこけしオンラインストア」では”動物のこけし”に特化した販売をすることにしました。こけしを知っている人からも、見たことの無い人からも『これもこけしなの?』と言われるこけしを続々と登場させて見ていても楽しくなるショップにしたいと思っています。”動物のこけし”は今の時代に求められているこけしであると強く思うようになりました。猫や犬の飼い主さまとのメールやり取りや、さらには、あのキャラクターのこけしが作れませんかとの問い合わせがあり、思うところがあったからです。今は数が作れないのでご要望にお応えすることは無理で、これを次の課題と捉えてもっと研究をしていきます。なぜなら新型こけしとは「量産可能で市場性のあるもの」とはっきりと定義されているからに他なりません。かつて白石市内に300人以上いた新型こけしの職人はいまや数えるだけになりました。やるべき方向性が見えてきたのでまずは一緒に活動してくれる仲間を探します。あわせて「ゆこけしオンラインストア」を”動物のこけし”に特化することで、その姿勢を見せていきたいと思っています。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
上左から ”だっこしてなでて” ”招き猫” ”まめ柴とチャトラとクロトラ” ”にゃんこけし”
”うさぎとふくろう” ”ぼくのねこ(試作品)” ”ぼくのいぬ(試作品)” ”森の仲間たち(試作品)”
犬形こけし人形の似顔絵こけし「犬のプレミアム」の発売開始にあたり
ほぼほぼ1年間を費やして開発をしてきました。猫形こけし人形プレミアムではこれまで50体を超える注文を戴きました。その経験をもとに、犬のマズルがある形にすべく試行錯誤を繰り返してきました。平面顔の猫ちゃんに対してわんちゃんはマズルの長さが犬種により異なるので、似顔絵こけしにするためにはマズルのある形にしないと似顔絵は描けないと思しました。でもこれは試行錯誤していくなかで平面顔のミニにも描けるようになったように思います。耳のカタチも犬種により違うので、どう作れば良いかこれまた試行錯誤の連続でした。猫の耳と違ってたれ耳がありますし、立ち耳であっても左右の形状を非対称にしないとならず、これまでの作り方では無理と思われました。これらの課題はモデル犬のご協力があって解決することができました。一歩ずつ形が近づいていって、これであればとの納得いく形を得ることができたのは昨年の12月のことです。
まだまだ経験が浅く、お客様とは満足がいくこけしができるまでにやり取りが多くなると思います。このため、この度の発売開始にあたっては、特別価格とミニ特典付きにしました。また、サイズを自由に選べるように価格を統一して提供することにいたしました。ご理解のうえご注文を戴けると幸いです。
<工程>
木地制作(ろくろ挽き) 佐々木こけし工房 佐々木功工人
デザイン・絵付け ゆこけし研究所 佐々木義彦(代表・ストア店主)
犬形こけし人形が完成しました
コンクール会場に来ていたお客様から「犬」ありますか?と言われて開発を決意。モデル犬を見つけて開発を進めてきました。初期のデザインから半年がかかりました。構想したのはもっと前なので、約1年間ずっと頭から離れずにこの1年を過ごしました。気候は大きな変動を感じる年となり、世界では大きな紛争がまた増えてしまいました。救いはパンデミックの終息。あんなこんなの一年でしたが、僕にとっては「犬形こけし人形」を完成でき兎のごとくジャンプできた年となりました。遂に完成。今後は商品化に向けての準備を進めます。
プレミアムの発売までもうしばらくお待ちください。コンクール会場でもお見せしたいですね。お客様また来てくださいね。待ってますよ。