活動・お知らせ

2022 / 09 / 20  

研究所の3年目がスタート

研究所の3年目がスタート

  9月20日は、ゆこけし研究所の創業日。
   創業してから2年が経ちました。
    今年は研究成果をもっと出したいと思っています。

  そして、これから定期的に報告したいと思っています。
   現代のものづくりをどこまで反映できるのか。
    興味をもっていただけると嬉しいです。

 

  創業記念として、ゆこけしオンラインストア にて
  割引セールを行います。
   〖 20%OFF 〗
  期間は9月22日12時から10月21日までです。 

 

 

『 遊べるこけし 』

 こけしが「木のおぼこ」などと呼ばれていた時代においては、こけしは子供の玩具でありました。このことを知り、いまの時代にあった「遊べる木のおぼこ」を作りたいと思いました。写真の白木地(素体)は、その試みにと佐々木功工人に轆轤挽きしてもらったものです。

 具体的な目標は次のようになりました。
  ・低学年の小学生でも気楽にろくろを使って絵付け体験ができる。
  ・浴槽に浮かべて遊べる。(色落ちしない)
  ・東北の広葉樹に限らずどんな木材でも作れる。

木地はいまのところ「ミズキ」を利用していますが、
どんな木材であっても、MDFであっても使えるようにしたいと思っています。
そして、残材や端材を活用していきます。

 

(参考)
『 キボコ 』
  白石地方では、「こけし」という言葉はあまり使わなかった。
  「木ンボコ」「木オボコ」「木のおぼこ」である。
  「オボコ」・・・赤ん坊、幼いこと
  「オボコダコダー」なんと幼い気持ちでいること
  「オボコ ミデナ ゴト ヤメラッシャ」・・・子供みたいなことはしなさんな
※参考文献『白石地方の言葉』片倉信光集録 2007年 より